初のアフリカ開催となったW杯は、スペインの初優勝で幕を閉じた。
攻撃サッカーを志向する2チームが決勝で顔を合わせたが、全体を通せば、守備的な戦い方に徹するチームが多かった。

▽決勝 オランダ0─1スペイン(11日・ヨハネスブルク) 08年欧州選手権王者のスペインが延長戦の末、1―0でオランダを下し、悲願の初優勝を飾り、史上8チーム目の王座に就いた。
スペインは延長後半11分、自陣ゴール前からの逆襲でMFイニエスタ=バルセロナ=が決勝ゴール。
初戦黒星からの優勝、欧州外開催大会での欧州勢Vも史上初。華麗な攻撃に堅守を加え、初の決勝トーナメント(T)全試合無失点で大会最少タイの2失点、最少8得点での“エコ優勝”を成し遂げた。

 延長後半11分。これがスペインサッカーの集大成だ。自陣ゴール右、ボールを奪った闘将プジョルからの大逆襲。MFヘススナバスが敵陣まで約40メートルのドリブル突破。次々とつなぎ7人目のセスクがこぼれ球を拾うと、イニエスタがDFの裏へ抜けた。ワントラップから右足で世界一のゴールを決めた。

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サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で初優勝したスペイン代表が12日午後、首都マドリードの空港に到着した。
空港では大勢のファンや報道陣が、世界の頂点に立った選手らを出迎えた。

 現地からの報道によると、代表一行を乗せた飛行機が着陸し、滑走路を移動する間、操縦席の窓からスペイン国旗が振られた。飛行機から降りたGKカシリャスが黄金のトロフィーを高々と掲げると、ファンから大歓声が上がった。

 代表一行はこの後、カルロス国王に優勝を報告。さらに、首相公邸でサパテロ首相らと会見した後、屋根を取り払ったバスでマドリード市内を凱旋(がいせん)パレードする。合わせて開催される祝賀コンサートには、15万人の参加が見込まれている。