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 4月第4週末に行われる秋葉神社の火防祭に、おおむね3台の山車が奉納されている。黒沢尻ではかつては毎年出すのは第7区と12区で、3区は2年出して1年休み、6区は2年休んで3年ごとに出していました。
6区と12区は盛岡から装飾一切を借り上げて作る山車で、3区と7区は全て自前の山車である。自前の山車については、等身大の人形を使う花巻風のものだが、組によって12区のような大人形を使う年もあり、まちまちである。山車の前に着物姿の三味線や稚児装束の小太鼓が乗り込み、大太鼓は背面に据えて歩きながら叩く。花巻や土沢のように、手押し車を先行させる組もある。夜間は照明を伴い、第3区は花巻のようにガスバーナーを使う。夜間運行は1日目の夜のみで、2日目は夕方で運行を終える。囃子は「吉原ばやし」と「帰りばやし」で、神社や商店の前で山車を止めて余芸を披露する。7区は権現舞、3区は手古舞おどり、12区は音頭と纏と手古舞踊りをそれぞれ演じ、神社の火防祈祷印をついた白黒刷りの山車の絵を祝儀返しに配る。全山車の合同運行は2日目の午後1時から秋葉神社の神輿渡御に続いて行われ、北上駅前・諏訪神社前を経て諏訪町アーケードを通過する。
 写真は平成17年の七区の山車『日本武尊』。夜の盛り場である青柳町は主に12区の運行区域だが、七区の山車も辻辻で和賀大乗神楽や下舞、花笠を披露しながら運行する。
(平成15年より見物)